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月に囚われた男 のこと [映画]

月に囚われた男 moon
なんか昨日、途中で送信したようなので・・・続き。本当にぼけまくりです。

今日はネタバレを含みます。




というわけで、月面の採掘施設に単身赴任した男のお話ですね。
なにげにあさり先生のアステロイドマイナーズでも似たような話がありましたね。
で、任期が残り2週間となった時、基地の外で予想外の事故が発生してします。
男はなんとか自力で基地に戻ったのか、基地内の医療施設で目を覚まします。
事故のダメージが大きいのか男はうまく身体を支えられません。この辺は昨日も書きましたが、
基地内は重力が1/6という描写は皆無ゆえに、てっきり、いつの間にか地球に戻ってきたのか?
とか、実は最初から月面ではなく地球で作業していたのか?とか想像したりもしていたんですが(^^;
男は治療中ということで基地の外での活動を禁じられますが、基地施設を管理するAIガーディーを
だまして、外にでて事故現場に向かいます。
正直、この辺は自分が遭遇した事故現場を自分で確認して、復旧作業を行いたいと思っての行動かと思っていたんですが・・・
事故現場には、自分しかいないはずなのに、もう一人の負傷した人間が・・・そしてその人間は自分にそっくりと・・・

かなり、予想外の展開で少々状況が飲み込めずに混乱してしまいましたが・・・
まぁ、まぁここからネタバレです。
ようはこの施設の作業員である男は、クローン人間でして・・・冒頭の事故を起こした男は死亡したものとして処理され、次の作業員が覚醒されたというわけですね。事故の後、男が身体を支えられなかったのはクローンされた後、ずっと冷凍睡眠させられていたからだったわけです。

急遽、本社からは事故を起こした施設の復旧のために救助隊が派遣されますが、本来なら2番目の男が業務に復帰する前に、事故現場を復旧し、最初の男も回収する予定だったのでしょうね。

最初は反目しあっていた、最初の男と2番目の男は徐々にわかりあうようになっていくんですが、
救助隊が到着したら、自分がクローンであると気がついた二人は会社に始末されるだろうと思い、
いろいろを策をめぐらすわけですが・・・

最初の男は吐血したりと身体の不調を見せ始めます。正直、あーこれはあらかじめクローンの寿命が任期の三年分に設定されていたのか、それとも月面での作業は放射とかの影響で三年程度で限界を迎えるのか、判断に悩んだりするわけですが・・・

ぶちゃけ、この辺から突っ込みです。
果たして月面にはこの基地がひとつあるだけなのか?
とかく、この施設かなりの規模がありまして、その施設を建設するには多大なマンパワーが必要だったと思うんですが、これらの施設は地球からの持ち出しなんでしょうか?
なにげに地球のエネルギーの7割を供給する施設の人員に、直接取材しようとするメディアが存在しないのかとか。
とりあえず、1企業がこの施設を管理しているようですが、政府は立入り検査をしないのか?
実際、企業がコスト削減のために作業員としてクローン人間を送り込んだようなのですが、この基地施設、やたらと設備が充実していて、維持管理に大変な労力がかかりそうです。
つか、水や空気なんか使い放題な印象を受けますし・・・
もう一人の人間を基地に入れたことで”冷たい方程式”が発動するのかと期待していたんですが。
そして、地下の秘密のクローン人間の保存エリアなんか・・・一体何十年分のクローンを用意してるんだよって、突っ込みまくりですよ。
というか、作中に登場するガーディを見る付け、完全無人化できるだろうし、定期的にメンテナス要員を派遣した方がコストは安くつくと思うんですけどねぇ・・・
後、クローンに不信感を持たせないために、通信衛星が故障して地球と直接通話できないというのも、無理がありすぎですよ。
仮にも地球のエネルギーの7割を担う基地の異常を管理できないとか・・・
実際は故障は嘘で、基地の周囲に妨害電波発信施設があるんですが・・・こんなのいらんでしょ。
システム的にダミーを走らせておけばいいわけで・・・実際、劇中ではガーディと本社の人間が普通に通信しているし。妨害電波の中どうやったんでしょ?

最後はクローンをだまして作業をさせている企業に批判が集中すると言う形で幕がおりるのですが・・
実際、クローンが大量に生産でき、本人と区別のつかない記憶も植えつけるとこができるなら・・・
なんか、すでに危険労働のためのクローン運用の法律とかできてるような気がするんですが・・・
地球の7割のエネルギーのためならその辺の了解も取りやすいと思うんですけどねぇ。掘下があまいです。

後、この施設は15年ほど経過しており、最初の男は5番めだったことが判りますが、これは100年単位で時間が過ぎていてもよかったのではと思ってみたり。
というか、基地は月の裏側にあって直接、地球は見れないけど、最後、無理してなんとか地球が見れる場所まで移動したら・・・・すでに地球は滅びていて、生き残った地球の施設と月面基地のやり取りだけで作業をしていたというオチでもよかったのではと・・・

まぁ、テーマが企業と労働問題っぽいですから、かなりテーマと外れてしまうかと思いますけど。
総評としてはセットは中々に見ごたえがありましたし、ちょっとスーパー過ぎるけど中々に魅力的なガーディはよいキャラです。
それだけに、クローンを絡めたことで少々テーマが見えづらくなってしまったように感じます。
ぶっちゃけ、このセットでアステロイドマイナーズの1話を製作してくれたら、凄い名作なるんじゃないかと(^^;


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