SSブログ

ミストのこと [映画]

ミスト THE MIST
ミストを見てきました。予備知識無しな上に、キングの短編は苦手なので未読。なんとなくカーペンターのFOGに準じた展開かなと思ってました。・・・てっきり、ゾンビものというか、ザ・クレイジーズ的なものかと思っていたら、怪獣ものでした・・・(汗;

謎の霧が発生して、スーパーマーケットに人々が閉じ込められます。閉じ込めらた人々はそれなりに顔見知りで、中には確執を抱えているようです。この辺はなかなかうまく説明されていきます。
霧に覆われて行く中、消防車やパトカーが不安をかきたてる中、不気味なサイレンが鳴り響きます。
そして、最初の犠牲者が出るわけですが、霧の中からでてきたのは見事な触手・・・・あれ?
てっきり霧の中にいるのは人型のなにかと思っていただけに予想外。てっきり、霧を吸うと幻覚を見て・・・って展開と思っていただけに。
さらには怪物は一種類だけかと思ったら、次から次へとグロテスクなのが・・・けっこうびびりまくりです。
つか、このサイレンや怪物たちって、微妙に黙示録を連想されるようになってるんですね。
そのような中で閉じ込めらた人々の確執もだんだんきつくなります。元にあった確執から現状を信じられず反発してしまったりと・・・うーむ。
そして、宗教にはまっている女性が、どんどんアジテーションを強めていく過程にちょっと吐き気が・・・
後、主人公達が全然、居合わせた軍人に頼らないのが変に感じました。頼るのは主人公の息子だけなのがなんとも・・・怪物の足の検分にも立ち会わないなんてね・・・・そんなものなのでしょうか?
なんにしても、外は正体不明の怪物が闊歩し、人々は疑心暗鬼の果てに邪教というか、自らが助かるために人を生贄にさしだそうとします・・・本当に際限なく・・・ このあたりの絶望感は半端じゃないです。
つか、宗教おばさん、事態が深刻化するにつれて妙にカリスマがあるように描写されるし、信者も増える・・・
嫌悪感がどうにもならないのですが、彼女は結局、侵入していた化け物と同じ武器で殺されるわけですが、その後を考えるとなんとも後味が悪い・・・
このラストは米国的にはありえないだろうと言うほど、後味が悪いです・・・正直しばらくは思い返したくもないのですが、妙に惹かれてしまうのも事実です。
もう少しラストの地獄めぐりを凄惨に描けば、より最後の無常観が高まったと思うのですが・・・


・・・・・・・・最後に・・・ポスターのあおり文句、アレ絶対に勘違いするよ///orz 
ショーシャンクの空の監督と思って見に行くと痛い目に会うかも。


タグ:映画
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:動画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。