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入稿完了 [映画]

入稿終わってきれいな体~
・・・なんか自分のダメさを再実感。穴があったら入りたいです。
あーもう・・・いろいろ本当にだめだぁorz 猛省しよう。

入稿後、気持ちを切り替えてヤマトへ。
こんなものと思って割り切りつつ、キムタクぽさに目を瞑れば面白い部類かも。
なんかもうちょっと丁寧につくれば非常に良いシーンになるのが、配慮がたいないなぁって
シーンが多すぎですよ。
真田の最後はやはりあの台詞じゃないとダメでしょ。というか、雪風が帰ってこなかったことについての言及があってもよかったのでは?
後、沖田艦長の影が薄。古代との和解ももうちょっとなんとかならなかったのかな?
基本ストーリーはうまいことまとめてあります。後はほんと、人間ドラマですね。後いろいろタメが足りてないと思います。後、波動砲。真田さんがいないとヤマトの整備はあれなのか(^^;
後、個人的に最大の問題は真っ赤なスカーフが一度もつかわれなかったということかなぁ。
せめて太陽系を離れるときは使って欲しかったですよ。
まぁ、キムタクの役作りがちゃんとできていればもうちょっと面白かったと思うのですけどね(^^;


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ぼくのエリ 200歳の少女 [映画]

ぼくのエリ 200歳の少女
昨日は映画の日だったのでまたも映画です。
そしてまたも有楽町。
ここんとこずっとご無沙汰でしたが、どうしたことでしょう。
実はこの作品、ずいぶん前から気になっていたんですが、中々公開されずに、
いつの間にかハリウッドでリメイクされるとかで、あーこれは、ハリウッド版公開にあわせて
DVDが発売されるのだろうなぁと思っていたら・・・
寄生先の偉い人とリメイク版の話をしながら、オリジナルが見たいんだけどね~と愚痴っていたら、
偉い人から日本語版のHPがあるじゃんと指摘されまして・・・
・・・びっくりですよ・・・つか、なんですか・・・このセンスのかけらも無い邦題は。
てっきり100歳の少年と12通の手紙かと思ったくらいですよ(^^;
英題はLET THE RIGHT ONE IN なんですよ! それをどういじったらこんなタイトルに・・・
おかげで全然気が付きもせず、危うくスルーするとこでした。
本当に寄生先の偉い人には感謝の限りですよ。
話はそれますが、寄生先の偉い人は、夏コミの原稿も入稿して、新刊もばっちりありますから
2日目も安心ですね。
8/14 東ナ03b 和楽枇亭 ですよ。

閑話休題
この先、ネタバレをかなり含みます。これから見に行く方は十分にご注意を。

舞台は80年代のスウエーデン。主人公はいじめられっ子の少年オスカー。
さらさらの金髪のひ弱な少年なんですな。
そこに一組の親子が引っ越してくるところから物語は始まります。
親子というにはちょっと年が離れすぎでは?とも見える父親とおぼしき男性と、
黒髪と大きな目が印象的な少女エリ。
そして、引越してきてそうそう男性は人を殺して、生血を集めようとします。
実は少女エリは吸血鬼だったんですね。
原題のLET THE RIGHT ONE INは、吸血鬼が家に入るとき、中の人の許可がなければ入れないということからきてるんですね。
予備知識無しで見てますから、この辺からいろいろミスリードの連続をしてしまいまして・・・
例えばタイトルを 正しく受入れて と解釈していたから、ラストを読み違ったり。
また、父親とおぼしき男性をエリの弟と思って、オスカーの未来を暗示しているのかなとか(^^;
いや、この男性がすごいどじっこでして、勝手にいろいろと想像を膨らませているから疑問符が
見ている最中に出まくりなんですよ。
長年、エリと連れ添ってきたのなら、そういった作業は手馴れたものだろうって。
最初のは予定外の非常に珍しいミスだったのかなって思っていたんですが(^^;
原作を読んだ人によると、この男は少児愛好者で、エリと出合ってそんなに月日がたってないそうで(^^;
見てる最中は、疑問符だけでそんなことに気づきませんからね。
いじめられてるオスカーにエリが「やり返せ」と促したり、男性がエリに「今夜はあの少年に会わないでくれ」と話すあたり、エリが次の庇護者としてオスカーを選ぼうとし、同時に男性を捨てようとしているように見えて・・・・なんか嫌だったんですけどね・・・・
また、エリは人の血を飲まないと生きていけないだけの、普通のか弱い少女で、原題も「私を匿って」という意味があるのかなぁと。人のとの世界になんとか踏みとどまろうとしたけど、やがて闇の世界に浸って行くとか・・・・
と、思っていたら、本格的な吸血鬼でまたびっくりですよ。
相手の同意がなければ家の中に入れない。爪が汚れている。後、独特のにおいをもつ。
血を吸った相手も吸血鬼になると。そしてそれを完全に受入れてしまっている・・・
原題には、私を正しく理解して、という意味もあるのかも。
そうなるとハリウッド版のLET ME INがちょっと安っぽく感じちゃうかもですよ。

映像は冬のスウエーデンを見事に映し出していて、本当に空気の透明感が見事です。
スウエーデンの映画と言えば、マイライフアズアドッグがすごく好きなのですが、それを良く似た
映像美で、あちらの方はこういった映像を好まれるのでしょうかな?
また、劇中に垣間見られる高福祉、そしてそれがもたらす停滞感と、後に問題になる家族崩壊が
見受けられて本当に興味深いです。
個人的に北欧を言えば津山紘一さんの小説を、特に、”風邪をひいたら”を何気に思い出してしまうわけですが・・・

ラストはいろいろと深読みしていたら、最初に思っていた通りになってちょっと驚き。
個人的には、エリと普通に別れたオスカーが、30年経った現代でエリとすれ違うというものを予想していたんですけど。
ある意味、不老の少女の物語は日本にはいくらでもあるわけで・・・バリエーションは数限りなく描かれてしまっているので、なかなか予想を裏切るのは難しいですよね・・・
でも、映像と世界観が非常にマッチしており、中々に魅力的な作品となっております。

と、まぁ、ここまでは普通に国内で上映されたものだけを見た場合の感想です。
鑑賞中、一箇所、あれ?って思ったシーンがあったのですが、昨今の事情から規制もやむなしかなと、
思っていたんですが・・・それよりも、そんなシーン必要なの?オスカーの性の目覚めを象徴してるの?
というくらいで、見ていたんですが・・・帰宅後、他の方の感想をみると・・・・・・・・・・・
えーーーーーーっ!って感じ。
これって、タイトルもうちょっと考えないと、完全に意味が違うでしょ。
まぁこれは原作本を読んだり、無修正版を見た人達の意見ですから、
まず自分が見てみないとアレですが、多分、私は普通にそのシーンを無修正で見たら、
エリは烙印を押されたものと見るんじゃないかな?と思ってみたりと。
ただ、逆にエリのような吸血鬼なら、その烙印がそのまま破滅に通じるような気もしますが。
というわけで、その規制に関しての情報を見てしまったら、鑑賞後のちょっと切ない気持ちが一気に
変質しちゃったですよ・・・
ラスト、淡い初恋のまま、エリと旅立っていたオスカー。彼もいずれ、エリのために人を殺すようになるのでしょうか・・・それともなんとかしているのか?自らのエリに血をささげて永遠を生きるのか・・・
って思っていたんですが。

はい、ここから重要なネタバレです。

 

 

 

規制シーンとは、エリが着替えをする場面をオスカーが見てしまうのですが、その際エリの股間に修正が入ってるわけですが・・・
まっ普通、このご時世仕方が無いよねって思うわけですね。
実はこのとき、エリの下腹部には傷が見えるそうなんですね。
先にも書きましたが、私が無修正版を見たなら、エリはかつて異端審問、もしくはそれに類する形で
拷問を受け、後に吸血鬼になったのではと。18世紀にもハンガリーで魔女狩りがあったわけで、
それなら200歳の少女というのも納得がいくなぁと思うはず・・・
でも、その傷は、原作ではあいまいにぼかしてあるそうですが・・・去勢された傷跡らしいのです。
つまり、エリは女の子じゃなく、男の娘だったのですと・・・むーーーいろんな意味で日本を越える最先端(^^;
すいません、ひねりのないオチといってすみませんでした(^^;
これって凄いどんでん返しですよ・・・で、さらにオスカーはその傷を見てエリの正体に察しがついたらしいのです・・・
さらに、作中ではオスカーの不幸さを示すためでしょうか、両親が離婚した理由が垣間見えるのですが、どうやら彼の父親はホモのようで・・・・
そうなると、オスカーがいじめられている理由も、彼の外見や物腰から、いじめている連中はホモセクシャルの匂いを嗅ぎつけて、どうしていいのかわからない攻撃衝動をぶつけていたのではないかと・・・
だから、オスカーはエリの正体を知ってもドンとこいです・・とか思ったとしたら・・・
こうなってくると、オスカーのエリへ血の契りとか、ラストシーンのトランクのシーンも素直な心で見れなくなってしまうじゃないですか・・・orz
なんか恐ろしくなるほど、深い作品ですよ。果たしてハリウッド版はこのような部分をどう料理するんでしょうか?
というか、海外版のBD買って見るべきなんでしょうか? 
あーーもう、自分が穢れてしまったーと思ってしますというか・・・まぁもともと穢れまくってますが(^^;


2010-08-03 [映画]

ザ・ロード
昨日は仕事帰りにザ・ロードを見てきました。
先日調べたときは午前中しか上映してなかったんですが、丁度良い時間帯だったので(^^;
有楽町で下車するのは久しぶり。
時間的にかなり余裕があるはずだったんですが、微妙にごたついて会社を出るのが遅くなって、
事前に軽い夕食をとるはずが、ガード下の美味しそうな匂い食欲をそそられるだけという展開にorz

原因不明の災厄で文明の崩壊した米大陸が舞台。
空は厚い雲に覆われ、植物も立ち枯れた週末の世界。
主人公は一組の親子。彼らは飢えと寒さに追いやられるように南の海辺を目指して旅をします。
いやぁ、予想はしてましたが重い。曇った空の下で続く絶望の中の旅が、悲惨すぎて希望が持てません。
ちょっと希望があるかと思えば、またも絶望が押し寄せてくる。
正直、2回見たいとは思えない作品です。
世界が崩壊して10年弱の時間が過ぎているようで、その間にほとんど全ての動植物は滅んでしまったようで、食料の確保もままなりません。
武器を持った人間は同じ人間を狩ってそれを食らうことが当たり前の世界です。
主人公の親子は自決用の弾丸を2発つめたピストルをもつだけで、全くの無力。
それどころか、幼い息子という弱点をさらけ出したまま旅をすることになります。
この辺の緊迫感は異常というか、捕食者に捕まったらどんな惨い目にあうのか、
想像するだけで身の毛がよだつというか、危機に陥るたびに父親が息子の額に
銃口を押し当てるシーンは見ていて辛い。
ただ、ちょっとこの辺、冷めた感覚もどこかであって、微妙にブッダの兎の話とか、
銀河鉄道の夜でのサソリの話とかを思い出していたりするわけで。
後、従来のハリウッド映画なら、この親子は世界の再生に繋がる重要なアイテムを
もってるんでしょうが、そうではありません。
同時期に作られたザ・ウォーカーはもろそういうのがテーマですが(^^;
ただ、親子はアイテムは持っていませんが、逆にそれ以上に大事なもの、
善き者であるという思いを持って旅をしています。
息子は世界の崩壊の後に生を受けたので、父親は自分の中にある理想を
息子に伝えながら旅をしているわけです。
この辺、キリスト教文化圏でないと、うまく飲み込めない印象もありますね。
とにかく強烈な圧迫感と、モノトーンの映像が圧倒的です。
ある意味、モノクロで製作してしまうというもの有だったかなと思います。
ちょっと残念かなと思うのは、すでに終ってしまった物語なのだからでしょうが、
世界の崩壊シーンとかはありません。そのためスペクタクルシーンがないのですが・・・
でも、画面から押し寄せてくる圧迫感は・・・本当に胃がおかしくなりそうです。
つかね、地下室の牧場はまじでトラウマになりそうです・・・吐気がしますよ。

そういや、作中にただ一人名前を持った人間がでてくるんですが、
それと同じ名前の人がザ・ウォーカーにも登場するんですね。
しかも、同じ身体的特徴をもって。これってなにか意味があるのかな?

さておき、物語は親子が地下の食料庫を発見して持てる者になったことで、
大きく意味合いが異なったようです。
それまでは受難者の印象が強かった父親が、一気に堕落したようで、
彼の存在が変化してしまたようです。
ただ、彼の内面はいろいろと疑問。
彼は南の海辺なら人が生きていけると思って旅をしていますが、
果たしてその約束の地があったとして、そこが無人の地だとおもっているのでしょうか?
もしくは人がいても自分達を受け入れてくれると思っているのでしょうか?
作中で描かれる旅の中で、父親は他者との接触を避けてます。
それが人食いではない人であっても。
特に息子が同じような年頃の少年を見かけたときも、もしかしたら彼らと同じように
善き者であろうとして生きているかもしれないのに、疑心暗鬼に囚われて接触しませんでした。
また、持てる者になった後は、無力な老人を見捨て、自らの財産を奪った者には容赦のない報復を行いました。
彼は人を信じることができずに、それゆえに群れることができなかったんですね。
そんな姿を息子に見せてしまって、善き者を見つけることができたのでしょうかな?
つか、南の海辺にたどり着いて、そこに何もなかったらどうするつもりだったんでしょう?
正直、希望はほとんどないけど、海辺の町で出会ったカナブンが再生の意味合いを持っているのかなぁ・・・できればそうであって欲しいのですが。
ラストの出会いはもうちょっと時間をかけてやってほしかったというか、もうちょっと息子の成長をじっくり描いてほしかったように思います。
そういや映像と終末観はタルコフスキーに通じるものがありますね。水を使い方とか。

さておき、なかなかに重い作品で良作でありました。
あらかじめ並みの映画ではないと思ってましたから、陽光がさんさんとふりそそぐ約束の地に
たどりつくはずなどなく・・・アイアムレジェンドとか世界の燃えつきる日とかみたいに(^^;
ただ、設定的には少々突っ込みどころが(^^;
まず、世界崩壊から10年ほど時間がたってますが、この間にほとんどの動植物が滅んだようです。
文明の崩壊に伴って食料の生産もできないようです。
そんな世界でどの程度の人間が生き残っているんでしょうかな?
世界崩壊の原因になった災厄とは、おそらく地球規模で発生した地殻変動による大規模な噴火による寒冷化かなと思ってるんですが・・・
後、大きな地震が人口密集地を直撃して・・・さらにそれが繰り返し起きた結果、再建の意志を砕いてしまったかと・・・
まぁ崩壊の原因はおいておいて、そんな状況で親子が何を食べて生きてきたか?って描写が少ないんですよね。
なんか草の種らしきものを一粒づつ食べていたようですが・・・そんなんで身体が持つはずないし。
天然の食料を採取しているシーンもないですしね。
つか、この辺父親にサバイバル知識あって、なんとか食べれる食材の知識があって、それが他者とのアドバンテージになっているとか・・・というのはテーマがそれるんでしょうなぁ。日本人なら根っこを掘り出して食べれるように工夫しそうな気もしますが(^^;
かなり寒いようですが、雨に濡れながらも歩き続けてるし、無謀ですよね。
後、10年前の缶ジュースを毒見もせずに息子に飲ませているし・・・
つか、そこまで動植物が死滅しているんなら酸素事態がやばいでしょうに。なにげに大火災もおきているし。
後、父、ライター使いすぎ・・・一番大事にしないと駄目じゃないのかと思ってしまうのは私だけ?(^^;
それと寒いはずなのに滝で水浴びしたりと、ちょっと変な描写も感じたたりして。
一番気になったのは、地下室の牧場・・・あれはえさはどうしているんでしょ?あー考えたらやな感じに。

なにげに、森へとか、洞沢由美子のDとか・・最終兵器彼女とか燻製肉の中の鉄とかの世界の終わりの絶望感が浮かび上がってきますね。
特に森への合衆国が消滅するということと、隣人への不信感とか・・・非常に興味深いですね


月に囚われた男 のこと [映画]

月に囚われた男 moon
なんか昨日、途中で送信したようなので・・・続き。本当にぼけまくりです。

今日はネタバレを含みます。




というわけで、月面の採掘施設に単身赴任した男のお話ですね。
なにげにあさり先生のアステロイドマイナーズでも似たような話がありましたね。
で、任期が残り2週間となった時、基地の外で予想外の事故が発生してします。
男はなんとか自力で基地に戻ったのか、基地内の医療施設で目を覚まします。
事故のダメージが大きいのか男はうまく身体を支えられません。この辺は昨日も書きましたが、
基地内は重力が1/6という描写は皆無ゆえに、てっきり、いつの間にか地球に戻ってきたのか?
とか、実は最初から月面ではなく地球で作業していたのか?とか想像したりもしていたんですが(^^;
男は治療中ということで基地の外での活動を禁じられますが、基地施設を管理するAIガーディーを
だまして、外にでて事故現場に向かいます。
正直、この辺は自分が遭遇した事故現場を自分で確認して、復旧作業を行いたいと思っての行動かと思っていたんですが・・・
事故現場には、自分しかいないはずなのに、もう一人の負傷した人間が・・・そしてその人間は自分にそっくりと・・・

かなり、予想外の展開で少々状況が飲み込めずに混乱してしまいましたが・・・
まぁ、まぁここからネタバレです。
ようはこの施設の作業員である男は、クローン人間でして・・・冒頭の事故を起こした男は死亡したものとして処理され、次の作業員が覚醒されたというわけですね。事故の後、男が身体を支えられなかったのはクローンされた後、ずっと冷凍睡眠させられていたからだったわけです。

急遽、本社からは事故を起こした施設の復旧のために救助隊が派遣されますが、本来なら2番目の男が業務に復帰する前に、事故現場を復旧し、最初の男も回収する予定だったのでしょうね。

最初は反目しあっていた、最初の男と2番目の男は徐々にわかりあうようになっていくんですが、
救助隊が到着したら、自分がクローンであると気がついた二人は会社に始末されるだろうと思い、
いろいろを策をめぐらすわけですが・・・

最初の男は吐血したりと身体の不調を見せ始めます。正直、あーこれはあらかじめクローンの寿命が任期の三年分に設定されていたのか、それとも月面での作業は放射とかの影響で三年程度で限界を迎えるのか、判断に悩んだりするわけですが・・・

ぶちゃけ、この辺から突っ込みです。
果たして月面にはこの基地がひとつあるだけなのか?
とかく、この施設かなりの規模がありまして、その施設を建設するには多大なマンパワーが必要だったと思うんですが、これらの施設は地球からの持ち出しなんでしょうか?
なにげに地球のエネルギーの7割を供給する施設の人員に、直接取材しようとするメディアが存在しないのかとか。
とりあえず、1企業がこの施設を管理しているようですが、政府は立入り検査をしないのか?
実際、企業がコスト削減のために作業員としてクローン人間を送り込んだようなのですが、この基地施設、やたらと設備が充実していて、維持管理に大変な労力がかかりそうです。
つか、水や空気なんか使い放題な印象を受けますし・・・
もう一人の人間を基地に入れたことで”冷たい方程式”が発動するのかと期待していたんですが。
そして、地下の秘密のクローン人間の保存エリアなんか・・・一体何十年分のクローンを用意してるんだよって、突っ込みまくりですよ。
というか、作中に登場するガーディを見る付け、完全無人化できるだろうし、定期的にメンテナス要員を派遣した方がコストは安くつくと思うんですけどねぇ・・・
後、クローンに不信感を持たせないために、通信衛星が故障して地球と直接通話できないというのも、無理がありすぎですよ。
仮にも地球のエネルギーの7割を担う基地の異常を管理できないとか・・・
実際は故障は嘘で、基地の周囲に妨害電波発信施設があるんですが・・・こんなのいらんでしょ。
システム的にダミーを走らせておけばいいわけで・・・実際、劇中ではガーディと本社の人間が普通に通信しているし。妨害電波の中どうやったんでしょ?

最後はクローンをだまして作業をさせている企業に批判が集中すると言う形で幕がおりるのですが・・
実際、クローンが大量に生産でき、本人と区別のつかない記憶も植えつけるとこができるなら・・・
なんか、すでに危険労働のためのクローン運用の法律とかできてるような気がするんですが・・・
地球の7割のエネルギーのためならその辺の了解も取りやすいと思うんですけどねぇ。掘下があまいです。

後、この施設は15年ほど経過しており、最初の男は5番めだったことが判りますが、これは100年単位で時間が過ぎていてもよかったのではと思ってみたり。
というか、基地は月の裏側にあって直接、地球は見れないけど、最後、無理してなんとか地球が見れる場所まで移動したら・・・・すでに地球は滅びていて、生き残った地球の施設と月面基地のやり取りだけで作業をしていたというオチでもよかったのではと・・・

まぁ、テーマが企業と労働問題っぽいですから、かなりテーマと外れてしまうかと思いますけど。
総評としてはセットは中々に見ごたえがありましたし、ちょっとスーパー過ぎるけど中々に魅力的なガーディはよいキャラです。
それだけに、クローンを絡めたことで少々テーマが見えづらくなってしまったように感じます。
ぶっちゃけ、このセットでアステロイドマイナーズの1話を製作してくれたら、凄い名作なるんじゃないかと(^^;


アキバで散財 [映画]

給料もらって、財布が重くてまっすぐおうちに帰れない~

気がついたら、2010年と2001年宇宙の旅と平成ガメラboxとブレードランナーのBDをもって
呆然とするおっさん一人~orz
特に2001年は海外版BDすでにもってるのに・・・どうするのだ?orz

あの・・・明日プラネテスのBOXもとどくんですが・・・どうしましょう・・・ほんと・・・orz

・・・・とりあえず・・・かっとなってやった・・・今は鑑賞してる・・・後悔はしてない・・・そう、してないさorz


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七子と七生のこと [映画]

コーヒーが切れていたので、あわてて買いに走ることに。
やけに肌寒いのでホットコーヒーが実にうまいです。

昼から、読書とDVD三昧。
城山三郎の賢人たちの世を再読。昔、読んだときには椎名氏の行動の描写の仕方が納得いかなったわけですが、今回読んでも納得ができません。
正直、党改革を標榜しながらも、自分が頂点にたつのではなく、他の人にやらせようというのがなんもなぁ。
・・・・というか、椎名氏自信、インタビューにははぐらかしばかりで、本当に党改革を目指していたのかどうかも怪しいと思えるんですよねぇ。一般に言われるロッキード隠しの要素が強かったんではないかな?
ロッキード事件前後の現代史は、じっくりと読んでみたいジャンルですので関連書籍をぼちぼち漁ってみたいところです。

七子と七生 ~姉と弟になれる日~
瀬尾まい子さんの7’s bloodが原作。NHKがドラマ化したものです。
随分と長いここと探していたのですが、豆を買った帰りに寄った古本屋にDVDがおいてあったので、さくっと購入。
主人公が蒼井優なこともあって、なかなかに良作との評価を聞いていたので楽しみしていたのですが・・・
なんかちょっと違う方向に走ってしまったような気がします。
七子の内面が語られていないので、普通の姉弟の出会いと別れに見えてしまうんですよね。
というか、ラストの別れ、七生の泣きかたが今生の別れのように見えるのですが、あのドラマの作りでは会おうと思えばいつでも会える様に見えちゃうんですよね。
原作では、住んでいる場所が電車で数十分しか離れてなくても、七子は七生とは普通には二度と会うことはないと考えているわけです。
正直、映像化するにあたり、ちょっとこの内面を描くのは非常に難しいかと思いますが、なんとも惜しいところです。
後、二人の別れの思い出に、お互いに散髪をしあうのですが、ここの映像も・・・七生はたんに髪がぼさぼさになっただけだし、七子は髪を切った後に、髪型変えてるし・・・ダメジャン・・・そこ変えちゃダメですよ。
当初はいい感じにアレンジが効いていたので期待していたんですが、やはり原作の持ち味を再現するのは難しいのかなぁ・・・


ダークナイトと大雨のこと [映画]

どうせ今日は大雨だと思っていたので、朝、早めに起きてバットマン ビキングを見てからぶらぶら映画館に。目的はダークナイト鑑賞。
とりあえず大雨でも駅までつけば後はずっとぬれずに時間を潰せるので快適。
映画が始まるまでお茶して、本屋や家具を物色しながら待機。ちょっとほしい本があったりするのだが、とりあえず今日は自重。

ダークナイト
・・・すごいなぁ・・・というか、ビキニングを復習しておいて良かった。少々画面が暗いのと黒い衣装の人が多いのでいろいろ見づらいのがなんとも。ソフトはほしいけどこれはBDで買わないとだめだな。後、これは字幕が絶対必要なので海外版も買えないですなぁ。

で内容ですが、とにかく本当にジョーカーがすごいです。ニコルソンのショーカーの印象を払拭しましたね。
このじわじわ耳元で狂気をささやく演技が心底恐怖ですよ。でも、このジョーカーには二度とお目にかかれないのが本当に残念です。あーもう、じっくりと彼の演技を見たい。早くBDででないかなぁ。
とにかく狂気の犯罪者という存在感が圧倒的ですが、彼はバットマンに依存してるんですね。バットマンが入るからある意味芸術的な犯罪が犯せるわけで、そうでなければ、けちな強盗や泥棒に戻るしかないというか、金に興味のないジョーカーが犯罪をする理由がないような・・・
後、従来はマフィアの大物が薬品を被ったっ結果、醜く変貌した自分の顔を見て狂気に踏み込んだのが大きく改変されてます。指紋もDNAの情報もない人間。なんというかバットマンのもたらす強大な恐怖に刺激されて、平凡な人間が突然ジョーカーに変貌したような・・・これは面白い。
よくあるパターンでは、絶対正義がもたらす光がより深い影を生み出すというのがありますが、バットマンの場合はそうではないのが面白いですね。彼の生み出す恐怖の仮面に刺激を受けて、その恐怖の闇があれば自らフリーク化することも容易いということでしょうか。

そのバットマンですが、米国の人はここまで彼を貶めるのかというくらい、強烈な仕打ちです。
こまいことですが、犬相手にダメージを受けるバットスーツは悲しいものがあったりするわけですが、
まぁそんなことよりも、ビキングで登場した幼馴染が、新任の検事に惚れるとは・・・レイチェル、ビキニングの時はかわいかったのになぁ・・・orz つか、スーパーマンリターンズもそうでしたが、なんか米国の人って寝取られが好きなのかな?
さらにバットマンの場合はスーパーマンのそれよりも悲惨ですよ・・・・ヒロインの気持ちは結局彼に伝えれなかったわけですし・・・これは悲しい。こんなことを背負って戦い続けるのは本当に辛いよなあ。
さらに、絶対人を殺さないという彼が、人殺しの罪までも被ってしまった・・・これもなんかすごいな。
警官殺しの汚名を被った故に完全に警官に追われる立場となり、同時に彼を呼ぶためのサーチライトも破壊されるなんて・・・・・悲しすぎる。
それゆえに、トゥーフェイスがこれまでとはちょっと違った立場で、物語にかかわるのかとも期待していたんですけどねぇ。これは見事にキャラがたっただけにかなり残念でした。
あの姿になったとことで、善と悪に対して公平に対処しうる存在になるのかなと思ったんだけどな。

というわけで、総評としては見事な最終章というのが自分の感想です。と、同時にこれまでのバットマンとは違う作品の序章であったともいえます。
うーむ、この流れの新作は是非見たい。しかし、ジョーカーが・・・本当に惜しいです。

そういや、バットマンの正体をばらそうとした弁護士は今後どうするんでしょう?ジョーカーを恐れて沈黙をまもるのかな? 
いろいろ深読みできるからなぁ・・・じっくり見直したいです。早くBDを発売してほしいです。


ミストのこと [映画]

ミスト THE MIST
ミストを見てきました。予備知識無しな上に、キングの短編は苦手なので未読。なんとなくカーペンターのFOGに準じた展開かなと思ってました。・・・てっきり、ゾンビものというか、ザ・クレイジーズ的なものかと思っていたら、怪獣ものでした・・・(汗;

謎の霧が発生して、スーパーマーケットに人々が閉じ込められます。閉じ込めらた人々はそれなりに顔見知りで、中には確執を抱えているようです。この辺はなかなかうまく説明されていきます。
霧に覆われて行く中、消防車やパトカーが不安をかきたてる中、不気味なサイレンが鳴り響きます。
そして、最初の犠牲者が出るわけですが、霧の中からでてきたのは見事な触手・・・・あれ?
てっきり霧の中にいるのは人型のなにかと思っていただけに予想外。てっきり、霧を吸うと幻覚を見て・・・って展開と思っていただけに。
さらには怪物は一種類だけかと思ったら、次から次へとグロテスクなのが・・・けっこうびびりまくりです。
つか、このサイレンや怪物たちって、微妙に黙示録を連想されるようになってるんですね。
そのような中で閉じ込めらた人々の確執もだんだんきつくなります。元にあった確執から現状を信じられず反発してしまったりと・・・うーむ。
そして、宗教にはまっている女性が、どんどんアジテーションを強めていく過程にちょっと吐き気が・・・
後、主人公達が全然、居合わせた軍人に頼らないのが変に感じました。頼るのは主人公の息子だけなのがなんとも・・・怪物の足の検分にも立ち会わないなんてね・・・・そんなものなのでしょうか?
なんにしても、外は正体不明の怪物が闊歩し、人々は疑心暗鬼の果てに邪教というか、自らが助かるために人を生贄にさしだそうとします・・・本当に際限なく・・・ このあたりの絶望感は半端じゃないです。
つか、宗教おばさん、事態が深刻化するにつれて妙にカリスマがあるように描写されるし、信者も増える・・・
嫌悪感がどうにもならないのですが、彼女は結局、侵入していた化け物と同じ武器で殺されるわけですが、その後を考えるとなんとも後味が悪い・・・
このラストは米国的にはありえないだろうと言うほど、後味が悪いです・・・正直しばらくは思い返したくもないのですが、妙に惹かれてしまうのも事実です。
もう少しラストの地獄めぐりを凄惨に描けば、より最後の無常観が高まったと思うのですが・・・


・・・・・・・・最後に・・・ポスターのあおり文句、アレ絶対に勘違いするよ///orz 
ショーシャンクの空の監督と思って見に行くと痛い目に会うかも。


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クローバーフィールドのこと [映画]

映画クローバーフィールドを見てきました。以下少々ネタバレの可能性があります。


うーむ、ある意味山はあるけど、意味なしオチなしなんですねえ(笑
しかし、ハンディカメラ持ってるやつのうざさは異常。正直、こんなヤツが傍でうろちょろしていたらぶん殴ってるな。
面白かったかどうかと問われると、1時間30分まったく目が離せなかったとはいえます。正直与えられる情報が少ないので食い入るように見てました。
そうそう乗り物酔いの危険があると散々アナウンスされてましたので、座席は一番後ろに陣取りました。おかげで思ったほど大したことなかったですね。というか、レイトショーでガラガラではあるんですが、他の人も後ろ半分にしか人がいないのは笑いました。なんだかんだいってみんな警戒していた様子です。

まぁ正体不明の怪物襲撃に巻き込まれていく状況はうまく再現できてますね。しかし、怪物の姿はもうちょいゆっくり見せて欲しいなぁ。
状況をみせられるだけで、それを分析というか判断するほどの情報がないのが実にストレスがたまります。
小型生物がどうやって発生したのかわからないし、やつらに襲われると出血熱のような症状を起こすみたいだし、なんと言えず嫌な感じの化け物です。
結局、ラストは核を使ったのか、いや多分、燃料気化爆弾をつかったんだろうなぁ。それでヤツを倒せたのか不明なのも気持ちが悪い。
つか、米軍の通常兵器がここまで通じない怪物ってのも珍しいですな。もしかして米国的に自信喪失におちいっているのかな?

後、エンディングというか、スタッフロールの音楽は、まぁなんというかすごいオマージュですね。OPにこれが流れたらまた見方が変わっていたかも(笑
そうそう惜しいといえば、予告編で流れていた海底油田の消滅映像が使われなかったってことか。後、てっきりスタッフロールの後に、怪物はその後太平洋を渡って日本に向かったというテロップがでるかと思っていたんですけどぇ(笑
・・・そういや、うっかりパンフレット買い損ねてしまいました・・・GW中にもう一回劇場にいって買わないとなぁ。


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