元気でいてよ、R2-D2。のこと [小説]
いきなり寒くなってきましたね。夕方は思わず暖房入れたくなる気分ですよ。
元気でいてよ、R2-D2。 北村薫 読了
いやはや、てっきり7~80年代の時代を思うノスタルジックな物語かと想像していたんですが・・・
それぞれにいやな余韻を残すオチがまっているのはなんとも。
久々に水に眠るを思い出させる短編集となっております。
思えば覆面作家シリーズと水に眠るを読んだ結果、北村薫は二人組み、それも母と娘で組んで執筆しているとか推理していたものなんですねぇ。
さておき、最初に収録されているマスカット・グリーン。流れ的にいい終わりではないだろうと思っていましたが・・・・うまいリドルストーリーとなってますね。考え出すと迷宮に囚われそうです。
続いて北村先生が長らく封印してきたという腹中の恐怖。これまたどの時点で読まれたのか?誰が読んだのか?はたまた読まれずに終ったのか?等等これまた思い悩むことになりました。
後、三つ、惚れられ。これは純粋に怖い。こういう悪意の落とし穴にはまり込むとどうにもならないですし、そこに気づかないとどこまでもどつぼにはまるままと思うと・・・
短編の持ち味をいかしたリドルストーリーを集めた作品集。必ずしも後味の良い話ではないのですが、秋の夜更けに物思いにふけるのには丁度良い作品集だったかなぁと。
・・・・・・・で、原稿は・・・・・orz
2009-11-12 21:39
nice!(16)
コメント(2)
トラックバック(1)
発売と同時に買って、未だに積んだ状態の私ですw何とか読んでしまいたいとは思っていますが。とりあえず、『宵山万華鏡』が読み終わりそうなので、その後読みたいと思っています。さて、今度は何ヶ月かかる事やらw
by takao (2009-11-13 20:39)
takaoさま>nice&コメントありがとうございます。
>発売と同時に買って、未だに積んだ状態の私ですw
最近は、なるべく積み読状態は避けたいと思うので・・・
それよりたちが悪いのは、昔引越しなどで手放した本を再び買うと確実に積み読状態なってしまいますorz 本箱ほしいですorz
by おどんとグリフス (2009-11-25 00:48)