廃墟建築士のこと [小説]
税金の請求書きた・・・orz きついなぁ けど、分納はやめて今年は一括でいくとしますか。
廃墟建築士 三崎亜記 読了
短編集です。雰囲気はとなり町戦争のような作品で統一されているような。
表題作の廃墟建築士。不思議な語感をもつ題名から、物語を紡いでいくスタイルの中でも、これは秀逸でした。
廃墟に対する設定と物語、そして主人公の人生が短い中にも凝縮されていて、実に深い味わいを残してくれました。
七階闘争もなかなか魅力的でしたが、廃墟建築士には一歩及ばずかな。
図書館は予想外に、バスジャックに収録された動物園と同じ主人公のお話でした。あの会社仕事の幅広すぎとかおもったりして(^^;
短編集だし、登場人物は違うんですが、不思議と収録作品が全て同じ世界観で統一さているような印象を受けまして、不思議と連作集を読んでいる気分になりました。
そういった意味でもバスジャックよりも巧みになったと思えます。
中々に満足な気分です。
三崎亜記さんは、『となり町戦争』が駄目だったのですが、『鼓笛隊の襲来』が良くって、それからすっかりお気に入りの作家です。
とはいえ、その後は『バスジャック』しか読んでなくて、『消えた町』(でしたっけ?)は単行本で購入したものの、読んでない始末。
それ故、『廃墟建築士』もかなり惹かれたのですが、購入していませんでした。
前振りが長くなりましたがw
感想読んでみると、かなり良い作品だったみたいですね。
これは、読んで観たいと思いました。
by takao (2010-06-07 02:07)
takao さま>nice&コメントありがとうございます。
>『鼓笛隊の襲来』が良くって、それからすっかりお気に入りの作家です。
逆に私は鼓笛隊の襲来が未読なんですよね。
失われた町ですね。これは筒井先生の残像に口紅をとか、小川洋子さんの
密やかな結晶に通じるものがあります。
最近の三崎さんとはちょっと期待する方向がちょっと違うかもしれませんが
お勧めですよ。
続編らしい刻まれない明日も早く読みたいと思ってます。
by おどんとグリフス (2010-06-07 23:23)
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