2010-10-04 [小説]
さすがに頭が痛いです。大丈夫かな?
コミケの確認はがき到着。書類のミスはなかったようで、無事受理された様子。
とりあえず、第一関門突破ですよ。
終わりの街の終わり ケヴィン・ブロックマイヤー 読了
新しい方向のアメリカ小説らしいですが・・・正直、ハードルが高すぎでした。
世界はウィルスによって滅びた。南極に一人の女性を残して・・・
って、復活の日かいっ!って言いたいところですが(^^;
この話では、人は死んだ後に旅を経て街にたどり着きます。
そこは生きている人間がその人を覚えている間だけ、その人間は存在していられるそうです。
基準はよくわかりませんが、名前を知らなくても、覚えていたらいいようです。
でも、大統領とか芸能人はいなかったようなのですが・・・直接会った人じゃないと駄目なんでしょうかな?
で、世界はウィルスのせいで死滅します。南極に隔離されていたローラという女性を残して。
それまでそこそこ賑やかだった街は一気に閑散となるのですが・・・ローラの覚えている人だけが残ったわけですから・・・
物語は南極で一人サバイバルを行うローラと、街で日常を送る死者たちが交互に語られるのですが。
街の日常と、ローラの回想を交互にみせることで、街の人々がどのような形でローラの記憶に残っているのか描かれるのですが、どうも話のメインはそこではないようで・・・
ぶっちゃけ、人の記憶に支えらた人々。支える人間が一人になったということは、その終わりも間近ではあるのですが・・・
正直、テーマがよくわかりません。直感できないということろでしょうか。
新しいタイプの小説と言われますが、どちらかというと韻を重視した、発音して楽しむ作品なのではと思ってみたりもするわけですが、どうなんでしょう?だとすると翻訳したものを読んでもわけわかめな状態になるだけですよね。
後、もともと短編小説を長篇に再構成されたそうで、描写が浅くなっている部分も感じられ、それがテンポを崩しているようにもかんじらたというか、キャラが薄いんですなぁ。
なんか映画化されるようですし、意外とそちらで見たらテーマが直感できるのかも。
書評ではユニークな視点で三崎亜記さんと比較されてましたが、読んでいて最初に思い浮かび、終章近くでも思ったことは・・・・
これなんていう、エンジェルビーツ!でした・・・orz
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