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電脳コイル 13巻 [小説]

電脳コイル 13巻 宮村優子 読了
小説版電脳コイルもいよいよ完結です。
率直な感想としては少々駆け足でいろいろと物足りない感じです。
アニメと比較して、メガネの期限が13歳とか、おばちゃんの過去とかいろいろと興味を惹かれる設定があったのに、最終的には基本的な謎はアニメ版と同様なものに落とし込まれてしまったのは本当に残念。
その分、ヤサコやイサコなどのキャラの掘り下げに期待もしていたんですが・・・
なにげにリアルな中学生になっていったダイチとか、本当にいいとこなしのハラケンは本当にありえそうなんですが、逆に描写が不足しているだけのようで実に物足りないですね。
なにかしら、リアルな小学生の終わりを描こうとしているのかもしれませんが、電脳コイルの物語の締めくくりを飾るにはなぁ。まぁヤサコとイサコの物語は続いているわけなのですが・・・
というか、なによりもアニメのラストシーンには追いつけてないと思います。
後はイサコの母親のこととか、タラちゃんのこと・・いろいろと突っ込みどころがあったりというか・・・
いや、そういう世代の群像劇にしてくれたら、13巻分もあったわけですから十分描けたと思うんですが・・・なんかうまく問題点を指摘できないのが少々もどかしいですね。
マリリンマリーンについての落ちは・・・うわぁ・・・それはちょっとアレすぎるような(^^;

・・・そろそろBDBOXについてアナウンスがないかなぁ?


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