戦国妖狐 6巻のこと [コミック]
戦国妖狐 6巻
予想外の第一部完っ!
面白い・・・面白すぎる・・・っ!
うっかり、真介とバリーの戦いを見て物語は収束しつつあると思ってました。
戦いの中で真介を置き去りにして自己を確立し、私怨など天の下では小さきものと断じた荒吹。
最初はただ戦いと血を欲した荒吹でしたが、空に意味を見出しました。
それは戦いに蹂躙され、世界に閉塞感に息が詰まりそうになっていた、真介の本当のきもちだったのでしょうね。
真介自身、全てを断ち切って天を目指したかったのかも知れません。でも、天の下には地があり、そこには芍岩が眠いっているわけで・・・バリーとの決着もなんとも切ないですよ。
で、いまいち小物なのか大物なのか判断がつかない野禅と、こちらは明らかに駄目な大人のくずのはさんとの決戦っ!かと思ったら・・・
山神さまの乱入でずっこけ展開で一気に物語が収束するかと、思っていたんですが・・・
まさかまさかの急展開とかいうか、予測がつかないことばかり。
山神様の「一件落着やめでたしめでたしはない」という言葉が重いですよ。
不死鳥殺しを超えて神話殺しとなり姿を消した迅火。このままだと国すらも滅ぼす存在になりかねないわけですが・・・
・・・山神さま・・・禍根を断つなら迅火の兄を殺すのが一番簡単だと思うんですが・・・
そして、真介を残し迅火を求めて旅立つたまさん。なんとなく3×3アイズ2部の終わり方を思い出しましたが、こういう展開は切ないけれどなんかこみ上げてくるものがある展開でもあります。
というわけで一部完っ!
まいったなぁ・・・なんかこれは最初から読み直さないとあかんかも。
異人らしいバリーが何故、野禅の下にいたのか?野禅と黒月斎の関係。雷堂さんのその後。
そして将軍足利義輝は物語に絡むのか・・・
さらに唐突に物語に絡み始めた5人組。
神話殺しとなった迅火への対抗策として千夜を利用しようとする山神さま。
特に将軍様のエピソードは放置かなと思ってましたが・・・これは二部で大きく絡んでくる予感がしてるんですが。
後、二部が何年先の話かわかりませんが、双子の芍薬と火岩も絡んできたりしたら・・・
むーーこれは例によって、どんだけ伏線をしこんであるのか、続きが楽しみですよ。
早く続きが読みたいです。
後、妖狐小歌。これはたまさん視点の出会いの物語と見てよいのでしょうかな?
ちょっと迅火が飄々としすぎているような気がしますが、たまさん視点と見ればこれはこれでよいのかな?
最初の精霊転化のときも美しいっていってるし(^^;
さておき、本編との矛盾って迅火が山門源蔵の息子であることを知らなかったということでいいのかな?(^^;
はじめまして、gakerと申します。
6巻、怒涛の急展開で面白かったですよね。
主人公がラスボス(とはまだ決まってないけど)ってのはかなり燃える展開です。
>禍根を断つなら迅火の兄を殺すのが一番簡単
その手がありましたか。
作中でも言及されるかもしれませんね。
ただ、千本妖狐となった迅火には、もう妖精眼など関係なくなっているという可能性もありますよね。
どれだけ伏線がちりばめられているか、この先楽しみですよね~。
トラックバックもさせていただきますね。
by gaker (2011-03-21 20:56)